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2013年12月25日AM9時28分更新

色が刻々と変わる不思議で神秘的な湖「オンネトー」


オンネトーと雌阿寒岳

オンネトーと雌阿寒岳

神秘的な湖「オンネトー」

オンネトーは北海道の有数の観光名所、阿寒国立公園内にある湖です。行政区分的には足寄郡足寄町(東部)になります。北海道の三大秘境湖と言われていますが。湖岸からは雌阿寒岳、阿寒富士を望むことができ、風の無いときには湖面に山が写ります。

湖面に映える山々

湖面に映える山々

湖面の色がエメラルドグリーンやコバルトブルーに変色することも相まってとても神秘的な湖です。また9月下旬から10月中旬は紅葉の時期となり大変綺麗です。北海道特有の白樺の黄色い紅葉で金色の風景と湖のコントラストは一見の価値ありです。

オンネトーの意味

オンネトーはアイヌ語です。アイヌ語で『オンネ』は「古い」や「年老いた」や「親」という意味があります。『トー』は「湖」や「沼」と言う意味です。日本語に訳すとオンネトーは「古い湖」、「年老いた湖」、「親なる沼」といった意味になります。静かで水深の浅い湖なので年老いたというイメージになったのでしょうか。

観光道路の対岸の湖岸周辺はこの様な山道だが歩ける

観光道路の対岸の湖岸周辺はこの様な山道だが歩ける

ちなみに『トー』がすでに湖や沼を表しますので、オンネトー湖やオンネトー沼と表記したり呼称するのは誤りになってしまいます。

湖面の色が変わる理由

湖面はグリーンに近い色になっている

湖面はグリーンに近い色になっている

オンネトーで有名なのがエメラルドグリーンやコバルトブルーなどに湖面の色が変わることです。このことから五色湖とも言われています。湖面の色が変わる要因としては、湖水の懸濁物(水の中の不純物)と水深に関係があるといわれています。

懸濁物との関係で水深が深くなるごとに黄→緑→青緑→緑青と変化しますので、見る方向や時期によって湖面の色が変わるとと言われています。

魚はいない

オンネトーに流れ込む川

オンネトーに流れ込む川

湖としては螺湾川が雌阿寒岳の噴火によって堰き止められてできた堰止湖に分類されています。火山の硫黄成分等により湖水は酸性で魚はいませんが、サンショウウオやザリガニは棲んでいます。

倒木が透けるほど水は澄んでいる

倒木が透けるほど水は澄んでいる

また湖水が酸性の為、微生物が少なく湖底に沈んだ倒木などの分解が遅く、そのままの形で残っています。透明度が高い湖なので、倒木が沈んでいる様も垣間見ることができとても神秘的です。

周辺には温泉がある

近くには雌阿寒温泉(オンネトー温泉とも言われる)があります。施設としては二軒。「国民宿舎 野中温泉」と「オンネトー温泉 景福」があります。施設は至近ですので泉質はどちらもほぼ同じで単純硫黄泉です。

硫黄泉はかなり強い湯ですので、湯あたりに気をつける必要がありますが、とてもよい温泉です。どちらの施設も日帰り入浴が可能です。(入浴料は施設に直接確認してください)

オンネトー湯の滝

オンネトーの近くには「オンネトー湯の滝」があります。湯の滝の岩肌は黒く変色していますがこれは、微生物の働きで酸化マンガンが生成されている為です。1989年の学術調査で湯の滝は「世界で唯一の陸上マンガン鉱床」であることが分かりました。

湯の滝に通じる道

湯の滝に通じる道

その為2000年には天然記念物に指定され触ることはできなくなりました。希少性の高い滝ですからオンネトーに来た時には立ちよることをおすすめします。(駐車場から1.5kmほど未舗装の山道を行く必要がありますので履物には気をつけてください)