2013年9月10日PM7時04分更新

肥満度を表す指標「BMI」とは


BMI

ボディマス指標

BMI(ボディマス指標 Body Mass Index)は肥満度を表す体格指標です。ベルギーのアドルフ・ケトレーによって1830年代開発されました。その後様々な統計学者などによって実際のデータとの検証で有効性が確かめられ、特に体脂肪率との相関関係が良好であることがわかり、健康分野で需要な指標として普及しました。日本でも1980年代には広く普及し、計算方法が簡便なこともあり一般にも用いられるようになりました。

健康診断などでも使われ、ダイエット時の目標体重を得る為に使用したり、自身の肥満度を確認し運動や食事制限の為の指標として使われたりしています。メタボリックシンドロームは内臓脂肪に関係している為、BMIからの診断はできませんが、補助的には有効な指標です。

計算式は以下のようになります。

BMI指標=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

身長170cmで体重70kgの場合

=70÷(1.7×1.7) =70÷2.89 =24.22

となりBMI指標としてはおよそ24ということになります。

日本肥満学会では指標を以下のように分類しています。BMI22を標準体重、25以上を肥満、18.5以下を低体重としています。

状態 指標
低体重(痩せ型) 18.5未満
普通体重 18.5以上、25未満
肥満(1度) 25以上、30未満
肥満(2度) 30以上、35未満
肥満(3度) 35以上、40未満
肥満(4度) 40以上

注意点

スポーツなどの理由で筋量が多い場合、筋肉は脂肪よりも重いので体重が増加する傾向にあります。また持久力を求められるスポーツでは体脂肪率が極端に低い(5%程度)場合があり、身長に比して体重が低い場合があります。これらの場合は計算値の信頼性が失われてしまいます。

またスポーツ選手でなくても、激しい体力消費が伴う職業に従事している場合も身長と体重のバランスが一般的では無い場合もあります。体脂肪率は考慮しない指標なので体重は低くても体脂肪率の高い隠れ肥満(内臓脂肪の高い人)の場合は指標として使うと自己の状態を見誤ることになります。体組成計などの計測値と合わせて確認するとよいでしょう。

病気との関係性

日本肥満学会ではBMI22がもっとも病気に掛かりにくいとしています。厚生労働省によると(40歳を対象にした研究で)BMI25以上~30未満の太り気味の場合がもっとも寿命が長くなるとしています。米疾病対策センターが2013年にBMIで過体重となるグループが、普通体重のグループよりも死亡リスクが6%程度低いという発表をしています。

これらを総合すると標準体重かやや太っている場合に健康でいられるという事が言えそうです。日本肥満学会が提唱する肥満(3度)以上(BMI35以上)では死亡率が30%程度増加すると言われています。またBMI18.5以下の低体重(痩せ型)の場合もあまり平均余命が芳しくない状態です。