2013年7月23日PM6時57分更新

効果的に使う!日焼け止めの素材や仕組みの基礎知識


日焼け止め

夏になり日差しが強くなると心配なのが日焼け。日焼けしないために日焼け止め剤を使う事が多いかとおもいますが、日焼け止め剤の素材や仕組みなどを知り、効果的に日焼け止めを使えるようになりましょう。

日焼けに関係する紫外線の種類

UVAとUVB

日焼けは日光等に含まれる紫外線に当たる事で起きます。紫外線は波長10~400ナノメートル(ナノメートルは10億分の1メートル)の不可視光線の電磁波です。この紫外線のうち日焼けに関係するのは近紫外線(波長 380~200ナノメートル)である、UVA波とUVB波となります。UVA波は主に肌を黒くさせる(メラニンの生成が起こる。英語ではサンタンsuntan)紫外線、UVB波は肌を赤くさせる(肌の炎症が起こる。英語ではサンバーンsunburn)紫外線とされています。

SPFやPAなどの指標について

SPFとPA

SPFとはSun Protection Factorの略で主にUVB波を遮断する効果を表す指標です。測定方法は視認による場合が多く、少なからず測定結果に揺らぎがありますが、ほぼ世界標準といっていい指標となっています。塗りたての状態で塗っていない場合と比べて何倍の紫外線まで耐えられるか(肌が赤くならないか)という測定がされます。SPF10の場合は通常30分で肌が赤くなる人が10倍の紫外線量で30分間、肌が赤くならないという意味となります。

一般的にはSPF10×30分で300分間肌が赤くならないという解釈がされる場合がありますが、基本的に日焼け止めは塗ってから時間が経つと効果が弱まっていきます。その為、時間換算で効果を推定するのは実際の耐久性とかけ離れる場合があります。

日本ではSPFは測定が視認であることから、SPF50以上に有意な効果差は薄いとされています。その為SPF50以上に有意な効果が認められる場合はSPF50+と表記され事実上の最高ランクとなります。海外製品などではSPF100等を謳うものもありますが、実際にそれだけの効果があるかどうかはわからないのが現状です。

PAはProtection grade of UVAの略で、名前のとおり主にUVA波を遮断する効果を表す指標です。即時黒化とい日焼けにいたりすぐに肌が黒くなるのをどれだけ防げるかを指標化したものです。PA+ PA++ PA+++ PA++++の4段階で表示されます。+が多いほど効果が高いとされます。この指標は日本で考えられ普及しています。

日本の日焼け止めではSPFとPAの両方が表記されている事が多いようです。日本では事実上SPF50+、PA++++の日焼け止めがもっともサンタンとサンバーンに対し効果があるということになります。(2013年現在において)

日焼け止めが紫外線を遮断する仕組み

日焼け止めは大きく分けて二つの方法で紫外線を遮断しています。

紫外線散乱剤

酸化チタンや酸化亜鉛等の鉱物由来の物質が用いられる事が多いです。これらの物質は白い色をしており物理的に紫外線を反射、散乱させて肌に届かないようにする効果があります。酸化チタン、酸化亜鉛は食品添加物としても使われるなど人体に対して一定安全性(国際がん研究機関からは発がん性を有する可能性が示唆されています)があるとされています。肌に対しても比較的負担になりにくく、肌の弱い人用に紫外線散乱剤のみで作られている日焼け止めも存在しています。

紫外線遮断

紫外線吸収剤

メトキシケイヒ酸オクチルやジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルなどが用いいられます。日本では紫外線吸収剤に使用が許可されるのは厚生労働省のポジティブリストに載っている物質のみとされています。配合量の規程も存在します。これらの物質は紫外線に当たると変性し熱などのエネルギーを発し、結果的に紫外線は肌に届かなくなる仕組みです。肌にたいしては比較的負担が大きいとされています。紫外線に当たった変性物質が炎症やアレルギー反応を起こす場合があります。

最近ではオーガニックな草木やハーブなどの素材のみを用いた日焼け止めも存在しています。日焼け防止効果はSPF換算で10以下と通常製品と比べるとはるかに効果が小さいですが、肌に掛かる負担の軽減などから需要が高まっています。

効果的な使い方

基本的にSPF値やPA値の高いものの方が日焼け防止効果が高いですが、肌への負担も高まります。もっとも効果の高い日焼け防止方法は日に当たらない事ですが、日常生活でどうしても日光にあたらざるを得ない場合があります。その時は日焼け止め剤だけを頼みにするのではなく、サンバイザーやアームカバー、日傘などを併用し、スポーツ等で日焼け止め剤を頼みにするしか無い場合のみSPF値やPA値の高いものを使用し、普段はなるべくSPF値やPA値が低いもの使うと肌への負担がへります。

併用

日焼け止めは汗をかいたりして落ちることや、前述したように紫外線吸収剤の特徴から時間の経過とともに効果が薄まっていきます。定期的(できれば2時間おきくらい)に塗りなおしをすることで効果を持続させる事ができます。製品によっては塗りなおしの必要が無いことを謳っているものがありますが、あまり鵜呑みせずにいるのがいいでしょう。

用法・用量を守る

製品の用法・用量をしっかり守りましょう。塗り方としては日に当たりやすい首筋、額、頬上部、鼻梁などには用量を守った上で念入りに塗布します。またムラがあると効果に差が生まれてしまうので、しっかり手で伸ばしてください。用量を守ると白くなる傾向がありますのでそれが嫌な方は効果が落ちる事を認識した上で薄塗りし、塗りなおしの頻度を高めるのがおすすめです。

人気の商品

Amazonのランキングではビオレ さらさらUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス SPF50+ PA+++ 50gは強めの効果があるにも関わらず、塗り心地がよく、日焼けを防いでくれることから人気があります。このSPF値やPA値であれば日光にされされるスポーツ用途でも十分スキンケアになります。

パックスナチュロン UVクリーム(日焼け止め)  45gは合成の紫外線吸収剤、合成界面活性剤を使用せず、石鹸で乳化したシンプルな日焼け止めクリームです。SPFこそ15と低いものの肌への負担が少ないと定評があります。

ユースキンS UVミルク SPF25 PA++は肌の弱い人や子供の為の商品。ハンドクリームやボディクリームで定評のあるユースキンの商品です。日常的に使っても肌の負担の心配がすくなく安心して使えるのがうれしい日焼け止めで剤す。