2013年8月17日PM8時58分更新

【便利】QRコードってなんだろう【使える】


QR_Code

QRコードは日本の企業であるデンソーウェーブという産業機器を開発する企業が開発した二次元コードです。QRは「クイック・レスポンス」の略で、高速に読み取れることを企図して開発されたコードです。QRコードは縦横で構成されているので、面積が小さくても多くの情報を収容することが可能です。

本来は産業・流通の為に開発された経緯がありますが、その汎用性からさまざまな分野で使われています。特に携帯電話で読み取りが可能になったことで一般的に広がりました。今ではサイトアドレスを簡単に読み取ったり、キャンペーン情報などを簡単に受け取ってもらえるようにプロモーション用途で使われるのは日常茶飯事となっています。

開発経緯

産業や流通では一定の情報を付加して次に送るという事例がたくさん発生します。どういう経路を通って来たのか、工程の何番目まで済んでいるのか、どういった素材でできているか、チェックが済んでいるのかなど、安全性に焦点を当てた場合、情報の付加とその読み取りは無くてはならないものになってきました。また情報の量も問題になってきます。

従来のバーコードは横方向に黒い線が並んでいる形で収容できる情報は20文字くらいですから(横長にすればもっと情報を載せることはできる)、たくさんの情報を載せることは難しかったのです。そういった情報付加の需要と付加情報量の増加の事情からQRコードは誕生しました。詳しい経緯は以下のページに掲載されています。

デンソーウェーブ QRドットコム QRの道のり http://www.qrcode.com/history/

高速に読み取れる訳

切り出しシンボル

切り出しシンボル

高速に読みとる為にQRコードには位置情報が付加されています。三隅にある少し大きめに正方形が切り出しシンボルとよばれ、このシンボルが目印となり位置がすぐに判明する為、高速で読み取ることが可能になっています。またこの切り出しシンボルのQRコードに正対していればおかげでどのような角度でも読み取りが可能になっています。

情報量とセル数

セル

セルの横列3段分(バージョン1)

QRコードはセル数によって情報を格納できる容量とデータ読み込みの信頼性に違いがあります。セル数とは白黒のドットのことです。セル数が21×21のバージョン1から4セル刻みで、セル数177×177のバージョン40までが存在しています。バージョン1のQRコードで数字が17~41個、英数字で10~25個、漢字で4~10個の情報を入れることができます。

誤り訂正レベル

QRコードには誤り訂正レベルとよばれるエラー復元ができる仕組みがあります。もともとQRコードは工場のライン等で何らかの情報を認識管理する役目をもって開発された経緯があります。工場では汚れなどでQRコードが欠けてしまうこともあります。そういった場合に備えて一部が欠けてしまっていてもある程度までは情報を復元できるようになっているのです。

誤り訂正レベルは4段階あり一番低いLで7%の復元、Mで15%、Qで25%、最高レベルのHで30%の復元が可能とされています。誤り訂正レベルを高めればQRコードの信頼性と堅牢性は上がりますが、その分誤り訂正レベルを実現する為に仕様するセル数は増えます。

バージョン1で誤り訂正レベルLの場合は数字で41桁収容できますが、誤り訂正レベルHの場合は収容できる数字17桁までに減ります。もし17桁以上の数字を誤り訂正レベルHのQRコードにする為にはバージョン1では収容できない為、バージョン2以降を使用することになります。

バージョン10までの収容できる情報量をまとめてみました。

セル数(バージョン)

誤り訂正
レベル
収容できる情報量
数字 英数字
バイナリ 漢字
21×21
(バージョン1)
L(7%) 41 25 17 10
M(15%) 34 20 14 8
Q(25%) 27 16 11 7
H(30%) 17 10 7 4
25×25
(バージョン2)
L(7%) 77 47 32 20
M(15%) 63 38 26 16
Q(25%) 48 29 20 12
H(30%) 34 20 14 8
29×29
(バージョン3)
L(7%) 127 77 53 32
M(15%) 101 61 42 26
Q(25%) 77 47 32 20
H(30%) 58 35 24 15
33×33
(バージョン4)
L(7%) 187 114 78 48
M(15%) 149 90 62 38
Q(25%) 111 67 46 28
H(30%) 82 50 34 21
37×37
(バージョン5)
L(7%) 255 154 106 65
M(15%) 202 122 84 52
Q(25%) 144 87 60 37
H(30%) 106 64 44 27
41×41
(バージョン6)
L(7%) 322 195 134 82
M(15%) 255 154 106 65
Q(25%) 178 108 74 45
H(30%) 139 84 58 36
45×45
(バージョン7)
L(7%) 370 224 154 95
M(15%) 293 178 122 75
Q(25%) 207 125 86 53
H(30%) 154 93 64 39
49×49
(バージョン8)
L(7%) 461 279 192 118
M(15%) 365 221 152 93
Q(25%) 259 157 108 66
H(30%) 202 122 84 52
53×53
(バージョン9)
L(7%) 552 335 230 141
M(15%) 432 262 180 111
Q(25%) 312 189 130 80
H(30%) 235 143 95 60
57×57
(バージョン10)
L(7%) 652 395 271 167
M(15%) 513 311 213 131
Q(25%) 364 221 151 93
H(30%) 288 174 119 74

手軽に作れるQRコード

携帯電話で読み取れるようになり、一般に普及した為、QRコードを作る需要も高まりました。QR作成が簡単にできるサービスを展開しているサイトや、フリーソフトも多数あります。携帯電話では画面上にQRコードを表示して、アドレスの交換に使用したり、画像にしてメールに添付できる機能やアプリもあります。おおよそバージョン10くらいまでは対応していると思われますので、自身のメールアドレスやサイトアドレス、簡単な名刺内容などのQRコードを作ることが可能です。

QRコード作成サイト QRのススメ http://qr.quel.jp/