2013年9月10日PM7時04分更新

デキストリンてなんだ?【難消化性デキストリンの効果について】


難消化性デキストリン

加工品などの原材料表示でよくみかけるデキストリン。どんな役目のものなのかいまいち分からない人もおおいのではないでしょうか?デキストリンの中でも難消化性デキストリンにはダイエットや健康にも有効な効果があり注目されています。

デキストリンの表示

デキストリンはどのように作られているか

デキストリンはいくつかのα-グルコースがグリコシド結合という状態で複数結合したものの総称です。主にじゃがいもやとうもろこしからとれるデンプンが原料となります。化学的にもしくは酵素を使ってでんぷんを低分子化(酵素をつかった加水分解を用いた製法が一般的のようです)して得られます。分類としては多糖になり炭水化物となります。水に良く溶ける(水溶性)があり加工がしやすいとされています。

通常、単にデキストリンと言う場合は、糊精(こせい)を指します。単純にいうと糊(のり)です。粉状の食品を固形化したり、顆粒にしたりする役目や、粘り気の調整などに使われています。味に作用すると言うよりは食品の形や性質に関係する物質です。食品以外でも錠剤の成型や化粧品などの吸着剤や増粘剤的に使われています。

注目される難消化性デキストリン

デキストリンは本来、食品として摂った場合は消化吸収が早いとされています。消化の過程ですい臓などから分泌されるアミラーゼという酵素でマルトース(麦芽糖)に分解されることになります。

しかしデキストリンの中には、アミラーゼでは分解しにくい部分もあります。難消化性デキストリンはその点に着目し、デキストリンを培焼(熱を加えたり酸を作用させるなどすると難消化成分を得やすくなります)してをアミラーゼで加水分解する(体での消化と同じようなこと)を行い、難消化成分を抽出したものです。難消化性デキストリン粘性が低く、味もほとんどありません。水には解けやすく水溶液は透明に近くなります。熱や酸にも強いとされています。

難消化性デキストリンの効果

難消化性デキストリンの効果としてまずあげられるのが、血糖値コントロールに対しての効果です。難消化性デキストリンは消化されずに腸に届き、糖や脂肪などの消化物を抱き込む形になります。つまり糖や脂肪の消化が遅くなることとなります。

こうした理由で小腸での糖の吸収や脂肪の吸収を緩やかにします。その為、食事のときに難消化性デキストリンを一緒に摂ると食後の血糖上昇や中性脂肪値の上昇が穏やかになるとされています。また消化を遅らせる働きから、一部消化されなかった糖や脂肪は難消化性デキストリンに抱き込まれたまま大腸に届き、排便されることになります。この仕組みの為、排便回数が増えお腹の調子を整えることができるとされています。

太っている

こういった働きは「おなかの調子を整える」、「血糖値が気になり始めた方の食品」特定保健用食品としての認可がされています。

難消化性デキストリンの安全性

厚生労働省に特定保健用食品として認可されていることもあり、安全性は極めて高いとされています。もともとは天然に存在するでんぷんが原料であり化学合成された物質ではないため、未知の健康被害の可能性の心配はほとんどないでしょう。アメリカのFDAでは一日の摂取上限量を定める必要がないとされています。 現状での唯一の懸念は大量に摂取すると、おなかが緩くなる場合がある事です。意図せず排便回数が増え、また緩い大便になることが多いため、脱水症状などに発展する場合も多少ながらないわけではありませんので注意が必要です。

最近では難消化性デキストリンを扱うお店やネット通販も増えています。匂いも無く、味や食感にひびきにくい為、お茶に溶かしたり、料理に加えたりして手軽に摂ることができます。血糖値が気になったり、ダイエットを始めたりする場合には難消化性デキストリンはおすすめだと言えます。