2013年9月10日PM7時04分更新

【最低限必要なエネルギー】基礎代謝とは?


ダイエットについて調べると「基礎代謝が~」という説明が多くあることに気がつきます。基礎代謝とはいったいどんなものなのでしょうか?

基礎代謝の大半は体温維持の為に使われる

基礎代謝とは動いていても動かなくても、生命維持の為に最低限消費されるエネルギー量のことを言います。一般的には体温維持、脈拍維持、発汗、呼吸、血流、脳活動などで消費されています。

人間は恒温動物です。爬虫類などは変温動物と言われます。変温動物は自分で体温を調節することができない為、環境の温度で体温が著しく変化します。トカゲなどは日光浴をして体を温めることによって活動を開始したりします。しかし人間を含める恒温動物は熱を生産して環境の温度に関わらず、体温をほぼ一定にすることができます。この為、恒温動物は常時熱生産の為のエネルギー消費が行われています。

内臓

基礎代謝の消費量は部位別でみると肝臓で27%、脳で19%、心臓で7%、腎臓で10%、筋肉で18%、その他で19%になります。筋肉は大半が熱生産のエネルギー消費で、肝臓・その他の内臓も半分くらいは熱生産の為にエネルギーを消費しています(活動によって結果的に熱がでる場合もある)。つまり基礎代謝の70%程度は体温維持(発熱)によって消費されていることが分かると思います

体温を作り出す

体温を作り出している部位は全身と言えなくもないのですが、主に内臓と筋肉です。内臓の場合特に肝臓が熱生産が盛んだと言えます。肝臓は体の化学工場でさまざまな代謝を行っています。脂肪の代謝などの過程で熱が発生する場合があり、その熱は体温として用いられます。筋肉でも主には脂肪や糖の代謝が行われており、常時熱が発生しています。

体温

脂肪の代謝は酸化という化学的な反応で行われています。酸化とは酸素などの酸化物と他の物質がくっつくことを指しますが、脂肪も酸素とくっつくことで酸化されエネルギーとして使える状態にされていきます。激しい酸化はいわゆる燃焼、物が燃えることを指します。例えば紙に火をつけると燃えますが、これは空中の酸素と紙を構成している元素が酸化によって結びつくために発生する温度で燃えつづけることになるのです。体の中で起きる酸化はそこまで激しいものではなく、緩やかに行われますので火がつくような温度にはなりませんが、酸化が温度を生むというのはイメージしていただけるかと思います。

血液で体温が体を循環する

発生した熱は血液等によって体の各所に送られていきます。血管の膨張収縮でも体温調節がされています。血管が開くことで熱を放熱し、収縮させることで熱の拡散を抑えます。また発汗を組み合わせることで効率的に体温調整がされます。この体温循環や温度調節自体でもエネルギー消費となります。熱生産している部位の近く(つまり体幹付近)は温度が高い状態で、末端の部位、例えば指先や耳たぶ、鼻の先などに届くまでには少なからず熱が奪われてしまいますので少し低い温度になります。

基礎代謝は体温

基礎代謝というと体温維持をイメージしても間違いではありません。感覚的にも体温がいちばん感じやすいので、基礎代謝量を考えるときは体温に焦点をあてるとうまくイメージできるのでは無いかと思います。ダイエットなどで基礎代謝を気にする場合は自分の体温をこまめに計ることで、目安になりますのでおすすめです。