2013年9月10日PM7時03分更新

病気になりたくないなら糖質に注意せよ!炭水化物中毒の仕組みと解消方法


ラーメン

炭水化物を食べ過ぎてしまう

炭水化物中毒。もちろんそのような病名はありませんが、ラーメンや丼ものなどの炭水化物を食べてもすぐに、またすぐに食べたくなる現象を揶揄して言われる言葉です。ただ笑い事ではなく、この炭水化物中毒、健康上非常に危険な状態なのです。

炭水化物=糖質の役目

炭水化物は負のループを作りやすい栄養素だといえます。炭水化物は糖質と食物繊維に分かれます。ここで問題になるは糖質です。糖質はとにかく体にとって便利な栄養素なのです。エネルギー量こそ脂肪には敵いませんが、かなり使い勝手のよいエネルギーになります。糖質は体の中ではブドウ糖となって働きます。

      ・ブドウ糖は脂肪をエネルギーとして使うときに必要
      ・余剰があればグリコーゲンとして備蓄が可能
      ・さらに余剰があれば脂肪として備蓄が可能
      ・体の一部の器官はブドウ糖しかエネルギーとして使えない。

など糖は便利なのです。つまり体はもともと炭水化物が欲しいのです。

糖質を摂ると血糖値が上がりインスリンが出る

糖質量が多ければ多いほど、吸収しやすい糖質であればあるほど血糖値は急激に上がります。血糖値が上がると血糖値を下げるホルモンであるインスリンが分泌されます。分泌能力が高い場合、急激な血糖値変化に対応する為、インスリンも大量に分泌されます。そうすると、困った事に血糖値を下げすぎる事態が起きます。処置が行き過ぎてしまうようなイメージですね。

もしくはインスリンの分泌能力が高くない場合、インスリンの分泌タイミングがずれる場合があります。高血糖発生からしばらくしてインスリンが分泌され、しっかり血糖が下がってもまだ基礎分泌以上にインスリンが分泌され続ける事があります。この場合も結果的に低血糖を招きます。

ともかく、炭水化物をたくさん食べると急激な血糖値上昇が起き、低血糖を招く可能性があるということなのです。

低血糖になると炭水化物がまた欲しくなる

カツ丼

低血糖になると、体は血糖をなんらかの形で補給しようと考えます。その手段の一つとして食欲がでるのです。 炭水化物を大量に食べると、血糖値が急激に上昇→インスリンが大量に出るか、タイミングがずれる→結果的に低血糖に→食欲がでて炭水化物が欲しくなるという連鎖が発生するのです。これが炭水化物中毒の理由なのです。

油脂とたんぱく質は関係ない

油脂とたんぱく質は血糖値に変化を与えないので、油脂やたんぱく質を沢山取ったとしても、この仕組みは働きません。もちろん摂り過ぎは肥満に繋がるのは糖質も油脂もたんぱく質も同じですから、油脂やたんぱく質ならいくらとってもかまわないと言うことではありません。

大食漢は注意

大食漢でインスリンの分泌能力が高い人は炭水化物中毒に陥りやすいと言えます。食べても食べても無限に食欲が湧きおこり、また炭水化物を食べてしまうというループは肥満に至る食生活そのものです。

肥満から糖尿病、腎不全、動脈硬化、肝硬変、糖尿病性壊疽、失明など恐ろしい状態を引き起こす発端となるのです。この連鎖を断つには血糖値の上下動をなるべくなくさなければなりません。

炭水化物中毒解消には糖質制限

ハンバーガー

糖質制限は糖質をほとんど摂らない食事制限です。糖質を取らないので血糖値の変化が非常に緩やかになります。食事の時でも、急激な血糖変化を起こしません。

その為、炭水化物中毒の連鎖の要である血糖変化が起こらなくなり、炭水化物中毒の連鎖を断ち切るのに効果が高いといえます。もし炭水化物中毒に悩んでいるなら、まず糖質を一週間程度、ほぼ制限してみることをお勧めします。具体的には主食(米、パン、麺類など穀物やその加工品)、根菜(じゃがいも、かぼちゃなどのでんぷんが多い野菜)、甘いもの(砂糖を含むお菓子や飲料すべて)をほぼ完全に制限します。

一週間程度でもかなりはっきりと食欲が抑えられ、炭水化物欲求が減退するのが実感できると思います。炭水化物中毒は放っておくと、取り返しがつかなくなっていきますから、できるだけ早く解消してしまいましょう。