究極超人あ~るOVAの聖地の田切駅を訪問

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ツーリング
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究極超人あ~るOVAについて

ゆうきまさみの漫画が原作の1991年に公開された「究極超人あ~るOVA」では飯田線の駅である田切駅が登場します。他にもさまざまな飯田線の駅は登場するのですが、田切駅ではストーリー最後の盛り上がりの起点になるシーンの場所なのでとりわけ印象的です。

ストーリーでは田切駅からあ~るの自転車「轟天号」に10人乗りして(!)伊那市に向かうというはちゃめちゃ道中が展開されるのですが、OVA公開から20年近く経った2012年に、田切駅から伊那市までの自転車イベントが開催され、毎年恒例になるなどいまだにOVA作品を愛する人が多数います。

JR飯田線田切駅

自分も究極超人あ~るのファンで、いつか田切駅に行ってみたいと思っていたのですが、なかなか行く機会に恵まれず、今回やっとバイクツーリングにて訪問することができました。

田切駅はJR飯田線の駅で住所的には長野県上伊那郡飯島町田切になります。

田切駅の石碑

田切駅前(正確には聖徳寺の参拝者用駐車場)には2018年に「アニメ聖地巡礼発祥の地」という石碑が有志によって設置されました。OVA公開から実に27年後に石碑が建つなんてなかなか興味深いですよね。

今でこそアニメにでてくる現実世界の場所を訪問することは聖地巡礼と称して当たり前に行われますが、この石碑には聖地巡礼は究極超人あ~るOVAファンの田切駅訪問から始まったとあります。それが正しいかどうかはわかりませんが、OVAが1990年代ということを考えれば少なくとも田切駅は聖地巡礼の先駆けだったのは間違いないと思います。

この石碑、明らかに究極超人あ~るOVAに関連するもののはずですが、なにか大人の事情があったのか明確には作品名は書かれていません。ただ石碑裏の説明書きをよくよくみると、何らかの文章が浮き出す仕組みになっており遊び心満載な石碑です。

石碑の表側。学ラン、自転車、下駄。
説明文をよくよく見ているとなにやら文章がうきあがりそうな…

OVAのシーンと実際の田切駅

現地で何枚か画像を撮ったので、OVAのシーンと見比べてみます。

鳥坂が電車を見送るカット

田切駅でみんな降りて鳥坂が電車を見送るカットです。

究極超人あ~るOVAより引用

ミラー等はOVAではないですが、現実世界では後から付けられたものなのでしょうか。駅看板も現実世界の方ではこちら側ではなく、この画像の手前側にあります。でも線路の線形などはOVAのままですね。

使用済み切符入れ箱

一瞬カットインする使用済み切符入れ箱です。

究極超人あ~るOVAより引用

現実のものと見比べると形や色、説明文は違いますね。OVAは30年以上も前ですから、劣化等で箱は交換されていてもおかしくないです。でもOVAと同じ場所にはありました。

駅ホームでへたり込むカット

電車が間に合わないことがわかってへたり込むカットです。

究極超人あ~るOVAより引用

現実ではアニメよりももっと狭い印象でした。多分座り込むと足がホーム端まで行ってしまいそうなくらいでした。でも金網とか黄色線やホーム端のすべり止めなどは同じですね。

さんごが階段を下りてくるカット

さんごがトイレに行こうとして階段を下りてくるカットです。

究極超人あ~るOVAより引用

自分が訪問したのは5月下旬で、OVA劇中の季節はおそらく夏ですが、雰囲気はそのまんまですね。

線路ガード下のミラー

さんごが下りて行ったあとに出てくるガード下のミラーです。

究極超人あ~るOVAより引用

現場の画像はちょっと方向が違いますが同じミラーを撮っています。

鳥坂とあ~るをみんなが駅から見下ろすカット

光画部のみんなが見下ろすカットです。

究極超人あ~るOVAより引用

現実世界的には聖徳寺の参拝者用駐車場(石碑のある場所あたり)から駅舎を見上げているカットだと思います。自分のバイク写しちゃってますが位置関係はわかりますよね。実は現実では駅舎に「たぎり」の看板はありませんでした。

改造自転車に乗り込むカット

改造自転車に乗り込むカットはどうやらトイレ前のようです。左端に移っている建物がトイレだそう。

究極超人あ~るOVAより引用

現実ではトイレは駅から降りてガードをくぐって回り込んだところにあり、近年建て替えられたそうです。おそらくOVAでもこのトイレの前あたりで自転車に乗り込んでいるものと思います。

その他の画像

その他田切駅周辺を撮った画像です。

駅から石碑を見下ろしたところ
階段上から見下ろしたところ。結構斜度があります。
現実世界ではガード下は蔦がびっしりでした。これはこれで趣があります。
手摺はどうやらあたらしめのようです。
ガード下の交差点。止マレがなんとも趣深い
ガード下全景
駅舎前から南方向を向いたところ
階段と駅舎
ホームのマーク
駅舎とガードと階段
駅看板
二面ミラー
おや?轟天号かな?

駅ノート

聖地巡礼地なので有志によって駅ノートがクリアケースに入って置かれていました。ファンが訪問したときにコメントを書いて(描いて)残しておくものです。

自分が訪問したときは4冊あって、一番古いのはどうやら2016年~のもののようです。最新のノートは2022年~のもののようで、半分くらい埋まっていました。自分も訪問の記念に書き込みさせてもらいました。ボールペンも入っていました。

全部目を通すとなると結構な時間が必要で、残念ながらすべてを読むことはできなかったのですが、書き込みは全国津々浦々のファンからのもので、こんなにもファンに愛されているだなと実感でき感動しました。中にはOVA発表当時には生まれてなかった年齢の方の書き込みなどもあり、世代にわたって愛されていることもわかります。

駅ノートは駅舎のベンチにクリアケースに入っておかれています。
自分が訪問したときは4冊分ありました。
たくさんのファンの方が訪問し思いのたけをノートに書きこんでました。

まとめ

とりたてて鉄道ファンではないので、飯田線に特別の思いがあるわけではないのですが、好きなアニメ作品にでてくる駅となるとやはりテンションが上がりました。

実はこの田切駅訪問のために、ツーリングの道程を50kmほど伸ばしたくらいです(本来は伊那からそのまま木曽方向に抜ける予定を、南下して田切駅に寄るように変更しています)

道のりは長くなってしまいましたが、それだけの価値はあったなぁと思っています。みなさんも好きなアニメの聖地巡礼をツーリングに組み込んでみてはどうでしょうか?きっと良い思い出になると思いますよ。

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