笠置キャンプ場に行ってきました

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キャンプ
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笠置キャンプ場

2024年5月下旬、東京出発で奈良史跡巡りを目的としたツーリングの中で、二日間いずれも平日ですが利用しました。関西方面でキャンプツーリングするのは今回初めてだったので、計画段階で関西でよく名前のあがる笠置キャンプ場を利用してみたいなと思っており、実際訪問させてもらったのでレビューなどを書いておきたいと思います。

以下はあくまで自分が利用しての感想や調べたりした結果を含めた説明です。正しい情報ではない可能性もありますので、公式の情報なども得るようにしてください。

この記事はソロキャンプバイクツーリング視点です。家族キャンプ、グループキャンプ視点の記事にはなっていないと思いますのでご注意ください

場所・概要

場所

笠置キャンプ場は京都府相楽郡笠置町笠置佃にあります。奈良ツーリングで行ったのもあり、ずっと奈良だと思っていたのですが、住所的には京都なんですね。(奈良県境がキャンプ場のすぐ南にあるのであながち奈良だと思っていてもおかしくはないかも…)

国道163号線から笠置大橋を通ってキャンプ場にアクセスする形になります。キャンプ場への至る最後の道は結構細く、かつ斜面がきついところがあるので対向車や歩行者に細心の注意をしてください。

公式サイト

概要は公式サイトを参照してください。笠置キャンプ場は一般社団法人笠置町観光協会が運営するキャンプ場です。

笠置キャンプ場 - 笠置町観光協会
笠置キャンプ場 木津川の下流に広がる笠置キャンプ場は、河川敷まで車で入ることができます。シーズン中の週末には多くのキャンパーで賑わう人気のキャンプ場です。 笠置キャンプ場、直火禁止のお知らせ 笠置キャンプ場内は、令和4年

ずっと「かさおき」と読んでいましたが、正しくは「かさぎ」だそうです…。ちょっと難訓地名ですよね。でもキャンプ場近くの喫茶店はかさおきって名前だったな…。

予約・利用料金

予約不要(というかできない)で車でもバイクでも徒歩や自転車でも宿泊は一人1000円、デイキャンプは500円です。デイキャンプの場合8:00~17:00までと記載がありますが、宿泊の場合、何時までに退出という記載がありませんでした。

KASAGI TOURIST ASSOCIATIONより引用(これは画像なので必ず公式サイトで料金を確認してください)

自分が利用したときは、朝6時ころには出発する必要があったので、確認していませんが、チェックアウト時刻が気になる人は、受付等で聞いた方がいいと思います。

受付

予約は無いので、現地訪問時に受付することになります。キャンプ場に降りていく坂道の先にゲートがあり、そこのおばちゃん達が待機していて、宿泊かデイキャンプかを聞かれます。その場で車両ナンバーを確認してもらい、宿泊なら1000円を払って領収書をもらって受付終了です。

公式ホームページに利用者名簿PDFがあり、事前に記入しておくとスムーズですとあったので、事前に印刷して持って行ったのですが、口頭で「今日はどうするの?」といった感じで聞かれ、宿泊ですと答えるとナンバー確認で「1000円ね」で受け付け終わり、利用者名簿の提出や記入を促されなかったのでおばちゃん達の運用的に必要としてないのかもです。(一応自分はこれ書きましたといって受付票を出しましたが、特段求められなかったような雰囲気でした)

このような記載があったので利用者名簿書いていったのだが…

テントサイト

テントサイトは車・バイク乗り入れ可のフリーサイトです。大きくは芝生サイトと土サイトに分かれていました。ゲート入口に近い場所に芝生サイト、奥に土サイトと言う感じです。

すべてのサイトで直火禁止です。焚火をする場合は焚火台、焚火シートが必須です。

※かつて直火OKだったらしいのですが、一部利用者のマナー違反などで禁止になったそうです。ほんとどこでも輩がいますね…。

自分は芝生サイトにスペースを確保しましたが、土サイトは結構空き気味です。土サイトはトイレや水場がすこし遠くなるので、ちょっと上級者向けなのかもしれません。

芝生サイトの中間位置くらいの場所 芝生が剥げている場所もちらほら
道がはっきりはしているので設営場所に迷うことはほとんどなさそう
サイトは結構広くテント間隔もしっかりとれそう
土サイトの方は乾いた感じの土にちょっとだけ砂利と言う感じ
土サイトのほうはほとんど埋まっていなかった
それでも端っこの方はそれなり埋まっていた

ペグの刺さり

河原のサイトなので、埋没石が多いかなと思っていたのですが、特にペグの刺さりの邪魔になるような埋没石は無く、しっかりペグを刺すことができました。鍛造ペグ、チタンペグでは余裕、テントに付属しているようなアルミペグでも問題なさそうな感じです。特に砂場用のペグなどは必要ないと思います。

芝生サイトのちょっと剥げた部分。基本的に芝生の下は土なのでペグはすんなり入った

土サイトの方は試していませんが、芝生サイトとそこまで違いはないのかなと思います。

テントサイトの水平具合

基本的には芝生サイト、土サイトともに平坦なので水平が取れずに悩まされることは無いと思います。

多少の凸凹はあるもののほとんど水平

ただ、芝生サイトの一部分が、すり鉢状に凹んでいるような感じになっている部分があり、そういう部分を確保してしまうと水平がとりにくくなるかもしれません。

いずれにしても極端に斜面になっているような場所はなかったとおもうので、多少設営場所を注意すれば問題ないと思います。

混雑具合

二日間利用し、どちらも平日での利用でしたが、芝生サイトはテント間に結構余裕がある状態で50%埋まっているかなといった感じでした。土サイトはほとんど埋まっていませんでした。

ゲートに近い方、トイレ水場に近い方から埋まっていくような印象(橋側がゲートに近い方向です)

自分は土日の利用はしていないので、伝聞にはなりますが、休み前の金曜日、土曜日はやはりそれなりの混雑具合になるそうです。

施設・設備

設備は必要最低限ながらもしっかりしているといった印象でした。

トイレ

トイレは簡易水洗の汲み取り式仮設トイレです。2か所にあり、1か所あたり男性小便用トイレが3器程度、男性大便用トイレが3器程度、女性用トイレが3器程度といった感じです。どのトイレにもトイレットペーパーの備え付けはありませんので、水に流せるティッシュの用意が必須です。

トイレは仮設トイレですが、トイレボックス内部にはほとんど匂いなどは感じず、利用を憚られるような汚れなどは無かったと思います。小便器は扉は無く開放ですが、目隠しはあるので用を足すには問題ないと思います。

ただ、土サイトのトイレに近い付近でやや屎尿の匂いが流れてきたので、トイレ内部の処理槽の都合等で匂いがしてしまうのかもしれません。トイレ近くにテントを設置すると匂いに悩まされるかもしれないので、注意が必要です。

トイレ周辺には電灯があり明るいですが、トイレボックス内に電灯が無い様なので扉を閉めると暗くなります。いくつかのトイレは自動で明かりがついたりしていたので、故障しているのかそもそも明かりがつくタイプではないものがあるのか、いずれにしても夜は懐中電灯などを持って行った方がいいと思います。

水場

水場も2か所あり、いずれもトイレ近くです。建物内ではないですが、屋根付きなので雨が降ったときでも濡れずに使用できそうです。シンク数も結構あるので、混雑して使えないというのはよっぽどキャンプ場が混まないとなさそうです。

お湯の蛇口は無く水のみのようです。季節によっては手袋などで冷たさ対策が必要だと思います。また洗剤やスポンジなどの設置もありませんので、持参する必要があります。

自分が利用したときには、水場を利用している人をほとんど見ませんでした。もしかしたら、家に持って帰って洗う派の人がおおいのでしょうか。

ゴミステーション

笠置キャンプ場では追加料金なしでごみを捨てていくことができます。袋の指定などは特になく、しっかり分別すれば問題ありません。分別は家庭ごみのそれと似ているのでそこまで煩わしくないと思います。ちなみに灰捨て場は水場にあります

大きな看板があるのでわかりやすい
ゴミステーションは分別が基本

売店

売店はありません。一か所ジュースの自動販売機があるのみです。キャンプ場内では食料品やお酒、キャンプ道具などの購入はできないので、あらかじめ買い出してから来場するか、テント設営してから買い出しに行くかが必要です。

キャンプ場に唯一の自動販売機

最寄りの買い出しポイント

キャンプ場には売店はなく、笠置町にも大き目のスーパーは無いので、計画的に買い出し場所を定めた方がよいと思いまs。

スーパー

笠置には国道163号線からアクセスする形になりますが、買い出しに使えるスーパーは西から向かう場合は木津川市内東から向かう場合は伊賀上野市内を利用するとよさそうです。

一日目は時間が差し迫っていたので、伊賀上野のコンビニで軽く食材を買いましたが、二日目は奈良から戻ってくる(西側からキャンプ場に向かった)感じだったので木津川のフレスコ木津川店で買い出ししました。

東方面からキャンプ場にくるときはおそらく伊賀上野を過ぎるとスーパーは無いかもしれません。(マップ検索上では163号沿いにスーパーが見つかるのは伊賀上野まででした)

コンビニ

一番近いコンビニはおそらくローソン笠置切山店だと思います。

標高による温度対策

キャンプ場の標高はおおよそ50m程度なので、標高による寒さ対策などは特に必要はないと思います。

おそらく、通常の天気予報による情報にて装備、衣服などを準備して問題ないでしょう。

自分が利用したのは5月下旬ですが、夜露はそれなりありテントはしっとり濡れました。おそらく9時以降くらいの気温・日照でテントを乾かせると思いますが、朝早く出発するなどの場合はテントを濡れたまま収納する必要があるかもしれませんので、防水の収納袋など対策があったほうがいいでしょう。

マナーの様子

自分が利用した二日間で、著しいマナー違反者は見かけませんでした。ただ1日目宿泊時に近くに宿泊していたカップルが夜遅くまで大き目の声で話していたのが少し気になったくらいです。

自分はうるさいうるさくないにかかわらず、ある程度の時間になったら耳栓をしてしまいますが、耳栓をした後は耳栓を貫通するような大きな音などは無かったように思うので、そのカップルが何時までうるさかったのかはわかりません。

どちらかというとソロキャンパーが多く、装備や設営の様子から見て経験値のありそうなキャンパーが多そうな印象だったので、比較的利用者の治安は良いキャンプ場なのかもしれません。

マナーとは直接関係ないかもですが、明らかにデイキャンプ(テントなどを設置しておらず焚火のみなどの人)利用の人17:00すぎても残っており少し不思議に思いました。もしかしたら宿泊料金を払って、宿泊せずに帰るという感じで利用しているかもしれないですし、直接的に自分に迷惑が掛かるようなことではないのですが、ちょっと気になったので書いておきます。

その他の注意

音などに関して

キャンプ場の南側すぐのところにJR笠置駅があり線路が通っています。キャンプ場から至近なので、結構な範囲で駅ホームの案内放送や電車走行音もかなり聞こえてきました。

終電が23時台、始発は朝5時台にありアナウンス・電車の音が容赦なく聞こえてきてしまうので、耳栓などの対策はした方が幸せかもしれません。(駅至近なので徒歩キャンパーにも親しまれるキャンプ場だというのは現地に行って初めて分かりました)

また木津川を挟んで国道163号線があり、それなりに交通量があるので、特に大型トラックの走行音が聞こえてくることがありました。昼間ならほとんど気にならないと思いますが、深夜でもトラックは走っていますので、こちらも気になる人は対策した方がいいと思います。

木津川のダム放流や増水

公式サイトにもありましたが、ダム放流がある場合があり、サイレンが鳴ったら川から上がるよう注意書きがありました。また木津川増水時はキャンプ場の利用自体が中止になる時もあるようです。

おそらくダムは高山ダムのことでしょうか?いずれにしても頭の片隅には入れておきたいですね。

リピートしたいか?

個人的にはトイレが簡易トイレなのですこしだけ残念でしたが、その他は満足いくキャンプ場だったと思います。

一泊1000円は個人的にはありがたい値段設定で、ツーリングの拠点として何泊かしても痛くないコストだなと思いました。実際今回のツーリングでは二泊していますが、お財布に優しいキャンプ場だと思います。もしまた奈良方面・関西方面に行くことがあったら、利用したいキャンプ場だと思います。

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