ロングスクリーンで風防効果を高めたい
V-Strom250には標準でスクリーンが付いています。このスクリーンのおかげでお腹あたりへの風が防がれ、疲労軽減に一役買っています。
純正スクリーンでも効果は十分あるのですが、肩や首から上、腕をカバーできるほどの面積はないので、たとえば高速道路などでは、結構風圧を感じながら走ることになります。
おっさんになると、風圧でずいぶん体力を持っていかれます。若い時には高速乗っても大して疲れなかった気がするのですが、いやはや衰えていますね…。
そんなこんなでロングスクリーンを取り付けたいなと思いました。
中華製ロングスクリーン
さて、お金がない自分はどうするかとなると、やはり中華製を物色することなります。おおよそ３０００円～６０００円程度の価格帯でアマゾンでいくつか見つかります。販売店は違いますが、おそらく別々なものというよりはいくつか同じ商品なんじゃないかなと思います。
それらのレビューを確認してみると、「ネジ穴がずれている」という精度に関する苦言を散見しました。中華製品あるあるですよね…。ただ取付不能かといわれるとそういうわけでもなく、みなさんそれぞれ工夫しながら取付自体はしているようです。
標準スクリーンはブラケットのネジ穴とスクリーンの穴が正対するように（ネジが水平に入るように）スクリーン側が凸加工がされています。
中華製スクリーンはそういった加工は一切ないので、ブラケットのネジ穴とスクリーンの穴が正対せず、ギャップが生まれやすいです。
さらに、スクリーンの穴の位置の精度があまり高くなく、ブラケットとずれていることが多いらしく（スクリーンの曲面の状態など個体差あると思います）取付が一筋縄ではいかないようです。
ロングスクリーンの購入・取り付け
自分が買ったものは以下です。(楽天では見つけられませんでした）購入時は3,680円でした。
KATIE DEVI スズキ DL250 Vstrom DL 250 フロントガラスウインドスクリーンシールドディフレクタープロテクターカバーアクリル取り付けは全く苦労しませんでした。純正スクリーンを外し、新しいスクリーンを取り付けるだけです。（車載工具のレンチで作業できます）
この商品は、レビューなどで散見される「ネジ穴がずれている」があまりなかったように思います。たしかに穴には純正スクリーンのように、ネジに正対するようになる加工はされておらず、多少たわめないとネジ穴に固定することができません。ただ心配になるほどたわめないといけないわけはなく、ちょっとだけ曲げる必要がある程度でした。
スペーサーが付属しており、そのスペーサーでネジ穴とスクリーンの曲線のギャップを埋めるようになっていますが、このスペーサーがかなり柔らかいようで、ネジを占めていくとブニッと潰れてしまいます。ギャップを埋めるためなので潰れるのは想定内ですが、かなり潰れて不細工になるので気になる人はホムセンなのでゴムスペーサーを購入してかませた方がいいかもしれません。
取り付け後の感想
純正スクリーンが250mm、今回買ったスクリーンが450mmなので、200mm程度スクリーンが高くなりました。
スクリーン自体はしっかり透明で、あまり歪みもないので視角がおかしくなるような感覚はありません。ただ、純正スクリーンよりは大分薄いですし、端の部分の強化加工もありません。耐久性がどのくらいなのかは何とも言えません。あとは経年劣化して黄ばむ可能性もあるかもしれません。
とはいえ身長や体の幅にもよりますが、172cmの自分はヘルメットスクリーン部分に風が当たらなくなり、走行中にヘルメットスクリーンを開けても、目を開けて走行できるくらいに風防効果が確認できました。純正スクリーンだと目のあたりには風がバンバンきていました。
感覚的にはヘルメットで風圧に耐えることがなくなったので首、肩あたりの負担がかなり減りました。特に高速道路での効果は絶大です。ちょっと純正スクリーンに戻れなくなる体感ですね。これだと高速道路の長時間走行もそれなりやれそうな気がします。
また、雨天時にも雨粒の当たり方が変わりました。いままではヘルメットスクリーンにバシャバシャ水滴が当たっていたのですが、あまり当たらなくなったと思います。また主に上半身への雨粒の当たりが少なくなったと思います。もちろん濡れない、とまではいかないので雨への効果はそこまで期待しない方がいいですが、多少楽になるのは確かです。
4000円以下くらいでこの効果ならアリかなと自分では思います。
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